米国の先進性

1995年の今頃、米国へ出張を命ぜられた。
フレームリレーの研修であった。
先方社はWiltel社であった。
ミズーリ州セントルイスで使われていたネットワーク管理監視システムのOSは、NeXT−OSであった。
これには吃驚した。
当時は、PCのOSは、Windowsはまだ3.1が主流というか、ほとんどそれしかなく、(Macは別として)どんなプラットフォーム上でネットワーク管理をしているのか興味津々で行ったところもあるが、やはり驚いた。
NeXT-OSですよ、あのスティーブ・ジョブズが作ったOSですよ。
はっきり言って、海のものとも山のものともつかない、おたく御用達のOSですよ。
アメさんは、すごい。
ある物を導入するのに、先入観は持たない。
目的に合致するものだったら、入れてしまうそのMINDがすごい、と思ったね。
日本だと、まずそのような冒険はしない。市場で確立した評価ある大企業のものしか入れない。担当者が責任を取りたくないから・・・
ビジネスにおいて、アメリカに伍するためには、生半可な発想では到底叶わないとそのとき思った。
そういえば、日本のCANONが5'光ディスクを開発してしまい、応用に困っていたところ、NeXTが大容量RWメディアとして採用し、それが現在の3.5'MOに繋がったのだ。
閑話休題
WS上の画面のGUIは、ほとんど現在のMac-OSX位の表現(ICONがアニメーションする)であった。
いろいろ操作して見せてもらったが、ときどきレスポンスが止まっていたのが、ご愛敬だった