業界紙に記事投稿

をしたことが1回ある。
ヨーロッパから、DECT(Digital Europian Codeless Telephone)を引っ提げて、某社がプレゼンをした記事を、テレ・コミュニケーション業界紙向けに書いた。
1991年頃、麹町の弘済会館で業界関係者向けに開催されたレポート、だった。
その頃の最新テクノロジーである、TDMA-TDDの簡易親機-子機セットを持ち込んでの、技術をアピールするのが、目的だったと思う。
1頁分の分量程度に、技術概略と当日内容を納め、謝礼は数千円だったか。
 
一言でTDMA-TDDというが、時分割多重復信方式が本当に実現できるのか、半信半疑(その頃国内では各メーカがしのぎを削って開発中)だった頃、当該デモセットは、アタッシュケースに一式を組み込んで、日本に持ってきたのだ。
そのアコモデーションの美しさには、少し感激した。
ただ、当該プレゼンでは、(あまりに公過ぎ)日本国内法規「電波法」の関係で静態展示に留め、実通話デモはしなかった。
でもデモ機は、実は実働品で、(こそーり)電源投入動作試験を、その前後やっていたのだ。
TDMA-TDDの特長である親機間のシームレスハンドオーバを、日本で最初に実見した、数少ない生き証人、かな。