皮革手袋の洗濯方法

そろそろ暖かくなり、手袋の要らない季節になってきた。
冬季の朝使用していた、フィレンツェ トルナヴォーニ通の手袋店で購入したペッカリの皮手袋を手入れする時節となった。
手袋は、新婚旅行時に手に入れたものである。
同通りの手袋専門店に入り、ペッカリ製の手袋を所望の旨を告げると、店員さんが手を見せろ、という。
両手を胸の前に挙げて、見せると、じっと見つめてやおら取り出してくれたのが、現在の手袋。
値段は、忘れた。
その時に、手入れ方法はどうすればいいのかを聞いたら、お湯を使いベイビーシャンプーで軽く汚れを落とす程度で良い、と教えてくれた。
それ以来、毎年下記の手順で洗っている。
1.風呂に入った時に、湯桶に湯を汲み、手袋を一気にお湯に浸す。
2.シャンプーをかるくまぶし、シャバシャバ手のひら部を中心に軽く揉む。
3.どんどんお湯を代え、シャンプーの泡がなくなる程度まで、軽くすすぐ。
4.絞りは、握ること。ねじって絞らないこと。型崩れする。
5.風呂から出た後、タオルを重ねて押し、水切りする。
6.一晩扇風機の風に当て乾かして、手入れはOK。箪笥に入れてもカビはわかない。

また、そのときの店員さんは、「ベイビーシャンプー」と言っていたが、当初はたまたま手近なところにそれがあったが、そのうち無くなったあと、普通のシャワランシャンプーを代用しているが、問題無い。
半年後また寒くなり、手袋をする季節になると、フィレンツェ トルナヴォーニ通の手袋店を思い出すだろう。