ウェブ上に「英語がしゃべられるようになる必要時間」、
というものがあった。
再掲して、つたない所感をつける。
◆泥縄は効かない:
[泥棒捕らえて縄をなう] と言う諺があり、近視眼的なものの考え方は良くない、何事も長期的視野で考えるべきであるとのいましめです。
実用英語も「然り」です。 「海外派遣が決まるまで余りやる気がしない、決まってから急いで力をつければ良い」といった安易な考え方は虫が良すぎます。
私の61頁小冊子「誰でも必ずものに出来る英語勉強法」(Page 31〜Page 33)に書いているように、ある程度英語が聞けてしゃべれるようになるのに、毎日2時間の勉強で6ケ月(360〜400時間)、そのあとかなり高い「大人の英語」が自由にこなせるようになるのには毎日2時間で5年(3500時間)はかかるのです。
http://www.pasocon-eikaiwa.com/reference/81.htm
著作㈱国際教育研究所から転載
ある会社で、1週間に1回2時間(120分)の英会話講習を実施しているものと仮定する。
10人が出席の場合、実質12分/週の勉強時間になる。
このペースで進むと、最低限(360時間)に達するまでには、1800週≒32年もかかる。逆に、上記によると、「毎日2時間の勉強」をすると「英語が6ヶ月程度でしゃべれるようになる」ことになる。
「毎日1時間の勉強」をすると「英語が1年程度でしゃべれるようになる」ことになり、
「毎日30分の勉強」をすると「英語が2年程度でしゃべれるようになる」ことになり、
「毎日15分の勉強」をすると「英語が4年程度でしゃべれるようになる」ことになる。
小生の体験上、NHKラジオ英会話のチャットを暗誦する勉強をして3年後、英検2級がとれたので、ほぼ正しいかと思う。
「会社で英会話講習を受講しているのだから、ある朝目が覚めたら,ぺらぺらしゃべれるようになってしまう。」というのはかなり「希望的観測」であろう。