カメラ遍歴

最初に触ったカメラは、中学の修学旅行用として「オリンパス・ペン」。父親のを借りた。練習用に1本撮った。嬉しくて色々触り、フィルム交換用レバーを弄ったため、光カブリして失敗した。
これがあったので、本番は成功した。
その修学旅行では、バスの中で、山崎さんと村社さんがカメラ裏蓋をやおら開け、「写ってないわねー」なんて言っていた。フィルムを現像しないと見えないのだと教えたら、「きゃー!」なんて青ざめていたことを思い出す。
 
次は、「ヤシカ・エレクトロ35」中学卒業時、父が買ってくれた。
このカメラは、シャッターストロークが長く、ブレやすかった。
また、実際にシャッターが切れるのは、長大ストロークの最後の最後なのだが、この最後の寸前に、「シャッター切れず・フィルム巻き上げ可能」微妙クリック領域が存在した。
このため、現像フィルムの所々に空しい未撮影コマが所々挿入される、ということがあった。
このカメラは、学生時代のヨーロッパ旅行まで持っていった。
就職後、父に差し上げたら、現場写真機として実用していたようだ。
ヤシカはその後、京セラに買われ、その京セラもカメラ部門を終息させ、この世から無くなってしまった。