チンブク

といっても、沖縄での『釣り竿』という意味、ではない。
Timbuktu
これをどう発音するか分らない人が、「ちんぶく」と言っていたのだ。
Macintosh用のリモートアクセスソフトの名称である。
輸入代理店の意図的な意地悪なのか、これは英語名称そのままで広告している。
その名称の由来は、アフリカ・マリ共和国サハラ砂漠の中にある街(世界遺産)、そこに到達することの困難さに由来するものであり、トゥンブクトゥという名称は、「異国」や「遠い土地」の比喩として使われれる、その場所まで通信技術で到達できるという心意気を表した名称・・・と小生は思っている。
で、小生は詩人大岡信氏が「地名論」でこの場所を詠んでいるのを覚えていたので、知っていた
http://sleeper.m78.com/words/names.html
が、10年程以前に在籍していたこころという意味を名前に持つ会社では、誰も読めなかった。
当時転職したてで、目立たないようにしていたので、暫く黙っていた。
しかし、新入社員の渋谷君まで、正確な発音・認識ができていないことに業を煮やして、その由来を説明したことがある。
今は、GoogleEarthで、簡単にその上空にアクセスできる。