「スピーク・アンド・スペル」と「スピーク・アンド・リード」

「スピーク・アンド・スペル」:右と「スピーク・アンド・リード」:左
1989年にアメリカ出張の機会に恵まれシカゴのショッピングモールにあったFAOシュオーツ(1862年創業の老舗の玩具屋、2004年1月に倒産)で購入したもの。
1978年にテキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments)社から発売された子供向け英語学習玩具。
発売当時、トランジスタ技術誌に紹介記事が掲載されたが、日本では大変高価だったように記憶している。
米国出張時に、このことを思い出し、捜して購入できた。
発売当初モデルは、押しボタンキーだがその後フィルムキーに変更され、購入機種もフィルムキーモデル。
子供に与えたが、何をする物かすらわかってなかった気がする。デタラメにボタンを押して遊んで、すぐ飽きたようだ。
これの発生音声は、本物英語で、当初何をしゃべっているのか分らなかった。
この玩具の優れている点
1.1970年代にして、ダントツの音声合成技術の実用化
2.押しボタンキーを止めフィルムキーに、発売後メカ変更した点
3.子供使用を十分考慮した堅牢・無突起構造、更にいたずらできない構造の電池フタ
特に項目3の電池フタは、子供では開けられないが大人なら簡単に可能である、傑出したデザインとなっている。このような電池フタは日本の玩具では見たことがない。
 
TI社は、その後音声合成技術熟成の道は選択しなかったようだ、残念なことである。