新川崎駅-2

最寄の標高30メートルほどの加瀬山という細長い丘陵は、夢見が崎と呼ばれている。
その地は、多摩丘陵一帯に連なる最後の丘で(モースの大森貝塚で有名な)縄文海進時の波打ち際として、古代の古墳群が今に残っている。
そのむかし、太田道灌(七重八重・・・でこれも有名)が、この地に城を築くことを考えて宿泊した夜、兜を鷲に奪われた夢を見たため、不吉であると築城を止めたと伝えられる伝説の地でもある。
これは、徳川家康豊臣秀吉に命ぜられ関東に改封させられた時代に先駆けているので、彼がその夢を見なかったら、今の東京は無い!
・・・という由緒正しい地名である。
全国、他に同じ名称の駅は検索されないので、ナゾはつのるばかりである。