1973年の夏

学校時代、夏休みの期間、実際の会社に「実習」に出る制度があった。
小生が選んだのは、南武線向河原にある某社の玉川事業所。
1973年の暑い盛りの約一ヶ月間、川崎市宮前区野川台
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&z=17&ll=35.575136,139.605085&spn=0.004241,0.01075&t=h&om=1
上記付近にあった独身寮「野川寮」からバスで武蔵小杉に出、向河原まで一駅区間の電車通勤であった。
いま、地図で寮を探したが見つからない。
それらしい場所には、マンションがある。名称で検索すると地主にその会社があるのでおそらく取り壊して、再開発したのだろう。
その会社は今では「独身寮」制度は無くなっているのではないか。
二人一部屋の同室には、同じ玉川事業所の別の職場の先輩がいらっしゃって、大変親切にして下さった。
ある日、その方がアイワのラジカセを買ってきた。
早速スイッチを入れると、天地真理の「恋する夏の日」が流れ出した。
次が、郷ひろみの「裸のヴィーナス」更に、麻丘めぐみの「 わたしの彼は左きき」等々・・・
今でも、それら曲を街角でふと耳にする度に、その年の夏、を思い出す。