ブログの使いこなし

朝日新聞の「声」欄に、「無責任意見のブログに嫌気」の表題の意見が載った。
即ち、『10年程前にはチャットをやっていた。最近は、個人日記とか電子掲示板とか呼ぶブログに変わったが、無責任な書き込みが横行し、何が本当で何がウソなのか分からなくなり、ブログを読むことに嫌気を覚えた。』とあった。
投稿者は、「個人日記」と「電子掲示板」の差を理解していらっしゃらないのではないか、と思う。
「個人日記」は、ブログ、で概ね間違いないと思うが、「電子掲示板」は、ウェブブラウザからアクセス可能な(皆さんご存知のあの巨大な)アレではないか。
それぞれ、個人的に嫌な内容を記したものに遭遇するかも知れない。
そのように感じられた時は、(テレビの低俗番組と一緒で、)その方は見なければ良いのである。そうすれば、嫌な気分に陥ることもないのであるのに、いっしょくたにされたのはなぜであろうか。
その後の論旨展開の終結は、当人は電話を使う・資料は足を使う・文書は手書き、を最優先にしている、というもの。
その最終結論に、なぜ、結びつくのか理解できない。
便利な道具が目の前にあるのに、何を否定することがあろうか。要は使いこなしなのである。
朝日は、たまに、超保守的論に走ることがあるが、これがそれに当たると思った。