ソニーのリニアトラッキングレコードプレーヤ「PS-V9900」の調子が悪くなった。
リニアトラッキング形式のアームは、トラッキングエラー皆無の理想的な方式なのではあるが、メカニズム的には見栄えが冴えないので、首振りアーム形式の方が一般的である。
首振りアーム形式はどうしても場所を占有するので、今はリニアトラッキング形式のこれ、を保持している。
最近、動作させると、アームの移動がスムーズでなく、針飛びするようになった。
ターンテーブルはダイレクトドライブなのだから、トーンアームはリニアモータ駆動かと思いきや、ゴムベルト。
これが伸びて、スリップし、レコード面上を少しずつ内側に移動する溝にピックアップが追従できなくなったようだ。
左上が、元。
右上のように、手持ちのゴムベルトに交換。
本体を取り出すとき、脚部のスポンジが劣化してボロボロのゴミを落としてきた。
かなりの年月を経過したから、ある程度はしかたがない。
スポンジの表面を一皮剥き、手持ちの電磁波防止シール(!)を型に合うよう丸く切り取り(左下)、貼り付けた(右下)。