AVEはどちらに走っているのか

3月の富士通の「世界の車窓から」シリーズのカレンダー。
丘の上に建つアルモドバル城の麓を疾走するスペイン超特急AVEの勇姿。
Googleマップで、「CASTILLO DE ALMODOVAR」で検索すると、撮影位置まで推定可能である。
さて、その電車の走行する方向は、「左」か「右」か。
答:左方向
本列車の駆動方式は、外見から(電車方式ではなく)電気機関車方式と見える。
通常、牽引する(前部)側のパンタグラフが上がっているのが自然、と推定される。
上写真ではそこまで見えないが、左側車両にてシングルアーム式の集電装置が、肉眼拡大で確認できる。
故に、左←右方向に走っていると推定される。
さて、パンタの位相は、リーディング側に設置されている。
素人目には、トレーリング側の方が自然に見えるが、高速度での架線追従性を向上させる目的からは、そちらの方が理にかなっているのか。
 
と確信していたら・・・
BS朝日20:00からの番組でAVEが(たまたま)出ているのを見て、驚愕!
走行最後尾車両のパンタが上がっていたのだ・・・
とすると、左→右方向になる。
考え方をするにおいて、「専決」は戒めなければならないと身に染みた教訓であった。