友人から聞いた話

現在の時点で得られる最高速伝送メディアは、光テクノロジを用いた光ファイバ伝送ということは、よく知っているよね。
世の中には、光よりも速い「モノ」はないので、これは真実であることは確かなんだ。
あとは、如何にしてそれを便利に使いこなすか・・・ということなんだ。
光は直進する、ということは直感的には分かると思うが、現実の世界では光ファイバ伝送では、少々曲げてもほぼ問題なく使用可能なことはよく知られているよね。
一方、光ファイバ通信の基本として、起点と終点を一対一で対向させないと利用できないということも事実なんだ。
言い方を換えると、通信空間を光ファイバの中心にある「コア」で共有する、ということなんだ。
これが可能になるから、各々の光ファイバ間同士混信しない独立した通信伝送ができているということだね。
一方、この世には、無線通信という現実空間がある。
この空間は、我々が実際に生活を行うただひとつのものなので、空中に発射される電波の使用については、法律等で周波数・電波形式を規制することで、混信することを未然に防いでいる。
ひとつしかないことは、不便でもあるが、あまねく世の中に一斉伝達することができるという観点からは、メリットもあるともいえる。
いま開発されているのが、マイクロテクノロジを利用した光メタファ伝送なんだ。
それは、現実世界を、あるものが、あるものに投影(メタファ)し、光速度で伝送し、目的地で、逆メタファし、情報を再現するというものなんだ。
情報はマイクロレベルで人間の脳内のシナプスのように多次元接続処理されるので、あたかも複数の伝送空間を自由自在に制御できるようになる。
しかもそれは、学習成長機能を持たせることができるんだ。
近い概念に「ユビキタス」がある。これはその先の「アンビエント」を実現するコア・テクノロジになるんだ。
言わば、究極の伝送メディアといえるね。
それが研究レベルで実現の目処が立ったんだって。
 
公開のXデーは、いつかって?今からX年後の4月1日だよ。