朝鮮戦争

ーザ・コールデスト・ウインター-
著:デイヴィッド・ハルバースタム
訳:山田 耕介 山田 侑平
文藝春秋 (2009/10/15 出版)
ISBN:9784163718101、9784163718200
著者は、本書の校正を終えた直後の2007年に自動車事故で亡くなっているので絶筆といえる。
米国中心社会の概念からしたら、朝鮮は月の裏側のことのようであったのだろうが、実際は多くの人命が失われた。人々にあまり知られることなく。
メディア報道は、現代に比して無いに等しく、米国内でも文民軍人間の意志が空回りし、かつ軍部内でも東京から指令を出したダグラス・マッカーサーは、朝鮮及び中国の意思を決定的に読み違えていた。
著者は、軍務に従事した生き残りからの証言及び政治家の記録の裏取りを徹底的に行い、この戦争を克明に描く。
近年、米国が介入した戦争は如何に誤算の産物であったかを、マッカーサー及びその無能の取り巻き連中(実名!)を含めて、無名の戦士の極限状況での胆力とともに、一気に読ませる。
正しく、氏の最後にして最高の著作である。
下巻、p329の「マギーヒル」は、このあたりか・・・

大きな地図で見る
 
上巻。p26で、
若いころ第二歩兵師団の工兵で中国の捕虜収容所に二年半いたことのあるアーデン・ローリーは苦々しげにこう語っている。
とあるが、前後の文脈は著者の行動が記述され、その彼が何を語ったのかが不明である。
校正ミスか。