高い性能が出せるモータ

日経ビジネスオンラインに興味深い記事があった。
「磁力がネオジム磁石の10分の1しかないフェライト磁石を使って、同等の出力を出すモータ」、である。
ここから、引用開始・・・
通常、モーターは磁石によって発生する「リラクタンストルク」と「マグネットトルク」という2種類のトルクを利用して回転している。
 リタクタンストルクとは、簡単に言えば、磁石が鉄などを引きつける力を利用したトルク、一方、マグネットトルクは、N極とS極が互いに反発したり吸引したりする力を利用したトルクだ。この引きつける力と、反発・吸引する力の2種類を利用して、モーターを回転させているのである。
 しかしながら、通常、磁力の強いネオジム磁石を使ったモーターの場合、マグネットトルクが高いため、リラクタンストルクはあまり利用せず、約8割をマグネットトルクに頼っている。その方が、モーターの構造が簡単で、製造コストを低く抑えられるからだ
引用ここまで・・・
で、リタクタンストルクとマグネットトルクの割合を見直したら、フェライト磁石でもそこそこの性能が出せるモータができそうだということらしい。
 
当該記事だが、通常の技術用語「reluctance」:「リラクランス」が、何故か間違われて使用されているようだ。