市民病院入院-2

起床後、昨日服用した「プルゼニド錠」の効き目があまりない、とのことで浣腸。
おねーさんが、用具をもって現れ、莞然として「もし、できないようでしたらお手伝いしますが」・・・とおっしゃったが、辞退した。
ぷっすり差込み、内容液を右手で送り込むと、俄然催してきた。
消化器系統に刺激を与えるために廊下を暫し徘徊し、どうにもがまんできなくなったところで、這う様に個室に飛び込む。
スッキリ。
08:00、今朝の食事はない。水分補給のため、点滴が始まる。
今までは、何の制約もなくいたのが、俄然、患者、としての位置付けを認識。
点滴は「ラクテック注」。
水分補給が目的とかで、確かに、のどが乾かない。
手術後にエコノミークラス症候群防止のため、「コンプリネット プロ」というハイストッキングを履く。
13:30頃、手術着に着替え、14:00に手術室に。
病室から車椅子に乗せられる。
後ろから押されると、仰々しく、手術室ドアが開く。
内部照明は十分明るいが、よく資料で見るような無影灯が2台も装備されていた。
車椅子から降り、手術台に仰向けになると、即座に体の上に暖かいカバーが掛けられ、手術着のボタンホックが外される。
左手は、脈拍測定用。右手は、血圧測定用。
パンツがここで脱がされる。
両足には、はやりエコノミークラス症候群防止か、マッサージ用の圧迫器具が装着される。
仰向けの眼前口元には、酸素マスクが。
「そろそろ眠くありますよー」と言われるが、全然眠くなる気配は、ない。
もし、麻酔が効かないとどうなるんだろう・・・と思った瞬間、暗転。
 
次に目が覚めたら、手術が終わっていた。16:30
当日は、このまま、点滴と尿パイプで、最低限の新陳代謝を維持しながら過ごすこととなった。