スティーブ・ジョブズ逝去

スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。
スタンフォード大学2005年卒業式で行われた伝説のスピーチ」は、検索すると容易に見つかるであろう。
「個人が使用するコンピュータ」の世界において、彼が居なければ、どうなっていただろう・・・との感慨を禁じ得ない。
その彼の文字通り波乱万丈の生涯。
指揮して世に出た製品の魅力。
Macは、IIVi(16MHz!)で使い始めた。その頃のMacは、IIfxが百万円の価格で行徳のステップで販売されていた・・・
IIci筐体の内側に開発者のオートグラフが刻印されているのを見たこともある・・・
Apple日本上陸時のTVコマーシャシャルは、「アポー、アポー」と言いながら仏像が天から降ってくるものであった・・・
現在はマカーではないが、iPODユーザなので、Appleについて語っても許されるであろう。
「電池一体式で交換不可能な筐体設計」、「ストラップホールがないストイックな造形」は、
「電池寿命と共に尽きる製品の陳腐化」、「不注意で落下させることでの否応ない買替」の表裏一体である。
即ちそれは、商売を意識するとともに、日本製品では実現不可能な、割り切り映した美を感じさせるものである。
彼がいないAppleは、どうなるのだろうか・・・
合掌。