銀河

「銀河〈1〉銀河と宇宙の階層構造」〔シリーズ「現代の天文学」第4巻〕
編集者:谷口 義明 岡村 定矩 祖父江 義明
日本評論社 (2007/10/25 出版)
ISBN:9784535607248
我々が住む銀河系以外に、宇宙の中には数多く(1000億個)の銀河が存在している。
本書は、その数多くの銀河の性質を解説した本である。
現在観測可能な銀河の分類から、いかにして銀河が形成されたかを述べる。
各種望遠鏡技術の展開により、大規模銀河が密集するフィラメントエリアと銀河が存在しないボイド領域に、その大規模構造が描かれてきた。
我が銀河系の近傍には、同程度のアンドロメダ銀河がある。
そのアンドロメダ銀河は、銀河系の方向に毎秒約100kmで近づいている。
距離は、約250万光年なので、今後およそ70億年で銀河系と衝突することになる。(p306)
個別の恒星は、粉みじんになってしまうだろう(p300)
もっとも、約50億年後には、赤色巨星となり地球軌道まで達するので、それを体験することは、できない。
現人類の隆盛が、それまで継続できるとは思われない。
ましてや、今現在生を受けている人間、だれしも、不可能である。
しかし、それが理解できる存在:人間とは・・・