ガリバー旅行記

当時の英国の世相を反映し、風刺を目的としてジョナサン・スウィフトによって書かれた本。
小人の国の物語は、絵本で有名である。
次編の巨人の国までは、少なからず取り上げられている絵本がある。
それからの各篇はあまり有名ではない。
しかし、それからの内容が実に大人向けの内容で、第三篇にはあの「ラピュタ島」訪問記であり、もちろん「天空の城ラピュタ」の原作である。そこでは、なんと日本にも寄り、ナンガサキから出航している。
真骨頂は、第四篇のフウイヌム国の物語で、そこでは畜生人間ヤフーが英国社会を反映した醜い姿で描かれる。
ある意味普遍的な、人間社会に対する鋭い風刺から古今東西廃れない魅力に満ちている。
ところで「ヤフー」はスウィフトの造語で、例の有名なナニは、これから取られていることは、よく知られている(いない?)