電子辞書の暗証番号

ある電化製品の4桁パスワードをハックする必要が生じた。
と言ってもネットにも何にも繋がってないスタンドアロン製品なので、後々問題になるようなことはない。
メーカの窓口に持って行けば初期化してくれるのだが、保証書が必要。
もちろん、そのようなものは無い。
でどうするかというと、4桁パスワード力ずく入力方式というプリミティヴな解決策に頼った。
4桁の不明のパスワードに対して、4桁の(擬似)乱数を順次入力して、当たるまで繰り返す手法である。
最良時:最初の数字でアタリ
最悪時:1万回目でアタリ
確率的には、5千回近辺が妥当な線・・・と考えられる。
乱数発生アルゴリズムは、同一の数字は二度と出ない、となっている・・・
ということは、発生した(当たりの)数字を(入力間違いで)違うものを入力した時、残りの回数は、延々無効数字を入力する徒労に終わる可能性がある・・・ということである。
で、それをやった。
5千回までは気軽に試していたが、当たらない。試行回数が一回一回増えるにつれて、最初の頃ひょっとして入力ミスがあったかも・・・と疑心暗鬼の心がひとつの入力毎に増えてくる。
だめだったら、もう一度全数入力(今度は丁寧に)して、当たりの数字がどれだったか反省のヨスガにでもしよう・・・と心を決めて、残回数:62回の時、数字「0317」で当たった。
ランダム(と思える)4桁数字に対して、これまたランダム発生(としてよい)4桁数字をぶつけて合致するまで試行する確率を鑑みるに、対応した人間の「運」のなさを思い知った一件であった。

反省
得られた番号から、生年月日:3月17日・・・から引っ張られている可能性が高い、と判断。
次回、機会があれば、0101~1231までの366回試行を最初に実施することとしたい。