かつての東海道新幹線の列車無線は、400MHz帯の空間波方式だった。
沿線に27の列車無線基地局があった。
今回、それらの基地局(跡地)を訪ねる旅を計画した。
それらの基地局は、昭和39年の開業時から昭和64年(平成元年)まで、空間波方式で運用された。
1989年3月8日翌日で、アナログ方式から漏洩同軸デジタル無線方式にシステム更改後、不要となった基地局には、既に撤去されたものも多い。
現在の地図では跡地もその存在を追えない場所が多々あった。
過去の地図を国土地理院を訪ねて調査したが、現役時代でも掲載されていない場所もあったようだ。
大宮の鉄道博物館で建設当時の工事局の過去の記録を調べて、設置のキロ程をメモして現在の地図に落とし込んだ。
今はいい時代で、現地付近の写真がネットで見られることで、数か所の建屋・鉄塔が現存していることが分かった。
しかし、年月により、跡形もなくなり、場所特定不能だったものが多い。
“たぶんここだったんじゃないか基地局”訪問もあるのはやむおえないことだ。
「東海道53次徒歩旅行」のサイトは多々あるので、徒歩旅行自体の概要は、それを参考に組み立てた。
街道沿いを歩く:宿場がある(便利)、ということだが、新幹線沿いを歩く:トンネル・橋梁(要迂回)がある、ということになる。
特に相模原付近は、宿泊施設の空白地帯で、結構長距離を宿泊施設までエスケープする必要があった。
下記の手法で、一日当たり、20km~30kmを目途に、28日間の旅程を作成した。
・グーグルマップで、「ここからのルート」「ここまでのルート」を「徒歩」を選択して作成
・ルートを、可能な限り、新幹線沿線に寄せて、改変
・それぞれの日毎のルートを一旦「グーグルドライブ」に保存
・各々の日毎のルートを表示させながら、「カシミール3D」で「トラック」を作成後、GPX変換してiPhoneに転送
・iPhoneのアプリ「スーパー地形」で予定徒歩路を表示
※スーパー地形は、960円の課金アプリだが、十分お金を払うメリットはある
出発は、2019.03/29からの予定。明日から始まり始まり。