ささやかな知のろうそく

ドーキンス自伝2─科学に捧げた半生-
著:リチャード・ドーキンス
訳:垂水雄二
ISBN:9784152096715
早川書房:2017/02/23
「訳者あとがき」から
このドーキンス自伝の第2巻は、精神の形成史を語った第1巻とはちがって、さまざまな活動を通じて出会った人々との交友録が中心となっている。(中略)欧米には、現在でも「知的エリート社会」が厳然として存在するということ(p621)
を十分知ることとなった。
随所に参考サイトやYouTubeURLが記載されており、時々の資料を参照することができるので、本文通読がなかなか進まなかった。
恣意が介入しないようなオックスフォード大学の論文選考の仕組(p68)
2001年宇宙の旅」の冒頭のヒト族の先祖のバク狩りは誤り(バクはアフリカ出現せず)(p95)
クリスマス講演の前に講演者は「ファラデー小屋」に閉じ込められる理由:土壇場で逃げ出した人物がいたので、その対策のため(p176)
等は、プチ知識。

創造論者との対話での振舞い(p318)
は、本書内にリンクが無いので、
https://www.youtube.com/watch?v=1XrOscFu1y8
を参照されたし。

p177の
あのホイートストン橋という名の由来となった
は、
あのホイートストンブリッジという名の由来となった
の方が電気関係では普通に通用すると思う

p210の
動物相のほとんどの種が人を恐れず、
は、
動物相のほとんどの種が人を恐れて、
ではないだろうか。