映画「フォードvsフェラーリ」

2019年に公開された映画。
1963年、米国のフォードが、大赤字のフェラーリを買収しようとしたが、土壇場でキャンセルされ、メンツをつぶされたフォード二世が「ル・マン24」でフェラーリを見返すクルマを開発するよう、部下のリー・アイアコッカ(役者の顔は似ていない)に命じる。
フォード自体は、硬直化した“退屈な”大企業で、ヒエラルキーに凝り固まった内輪の人材だけでは目的を達成できない。
そこで、アイアコッカが目を付けたのが、
・キャロル・シェルビー
・ケン・マイルズ
の破天荒二人組。
枠にはまらない人物によって、GT40はル・マン24で勝利する。
米国内に現存するヒストリックカーを上手に集めた(おそらくVFX多用だろうが)佳作。

似たようなことは、かつてあった。
それは空を飛ぶ機械:飛行機の開発。
当時一番最先端と思われたのは、一番人物金を持っていた「ラングレープロジェクト」。
だがライト兄弟に先を越され、(姑息な手を使って)一時期歴史からライト兄弟を抹殺した。
なぜライト兄弟が成功したのか。そこには彼らと同様な熱気があったからだ。
それがない組織は、結局ものにならない。
どこかの国産ジェット機の組織・・・大丈夫だろうか