―二度の大戦からベトナム、イラクまで-
著:千々和 泰明
中公新書(2021/07)
ISBN:9784121026521
第一次世界大戦、第二次世界大戦から戦後の朝鮮戦争とベトナム戦争、さらに近年の湾岸戦争やイラク戦争まで20世紀以降の主要な戦争の終結過程を詳細に分析した本。
戦争を終わらせるには、当事者が、
・戦争当時の犠牲
・戦争終結後の危険
というポイントを正確に把握する必要があり、その内容はどんどん変化していく。
太平洋戦争では、被爆とソ連の対日参戦という破滅的な結末を迎えてしまった。当該原因についてを得られた資料から的確に指摘している。
ロシアのウクライナ侵攻戦争の終結に当たっても、当事者間の主張の隔たりは大きく、ジレンマが存在する。
弊方は何もできない・・・ただ、近づいた選挙で一票を投じることができるのみ。