Liquid液体

―この素晴らしく、不思議で、危ないもの-
著:マーク・ミーオドヴニク
訳:松井 信彦
インターシフト(2021/04)
ISBN:9784772695725
液体は、気体とは違い圧縮されず、その形状を自在に変化することができる。
その性質を筆者が大西洋航路のフライトの一連の場面毎を想定して、解説した本。
「はじめに」で、現代科学では解明済の「水銀」について、秦の始皇帝は(実体が分からなかったため)健康のために(!)と水銀丸薬を服んでいて、49歳で死んだ(P8)という事実から述べる。
以降、爆発・陶酔・エネルギ・粘着・洗浄・冷却・溶融等、液体状態ならではの性質を分かり易く著している。

洗浄の項で、「シャンプー」に用いられる「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」を取り上げているが、(p172)
「リンス」が無い。ここは、陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)も同じ様に項目として挙げるべきだったと思う。