クレジットカード会社から、「無料交通障害補償」進呈の案内が来た。
掛金無料で4年間25万円の交通障害無料補償に無条件で加入できる、というもの。
ミソは、申込書下部に、掛金有料プランが記載されていることである。
死亡・後遺障害1,000万円：880円/月
死亡・後遺障害1,500万円：1,320円/月
死亡・後遺障害2,000万円：1,760円/月
死亡・後遺障害2,500万円：2,200円/月
とのことである。
これは、商売の基本、損して得取れ、を実地で行くものである。
「無料」という触れ込みで、まず見させる。
そして、無料品と、有料品を比較させる。
なるほど、(たったの)25万円に比して、一千万円の補償金額は(なるほど)大きく感じる、であろう。
なになに月々これだけ(880円)で、この金額が補償されるのか、と思う。
思わず、新・追加補償プランにチェックを入れる、ということを促す仕組み、である。
引き落としは、全く問題ない。カードホルダーなのだから。
以前、同じようなクレジットカード無料交通障害補償案内が来た。
もちろん申し込んだ。
無料版に。
そして忘れた。
これがもうひとつのミソ。
「無料」だから申し込み書の扱いはどうしてもおろそかになる。
しかも、れっきとした保険であるから、事が生じたら「請求行為」が必要になるのだが、その場で何人、何パーセントの人が、実際にそれを覚えていて、そうするか。
無意識的な取りこぼし・・・
それを計算してのお誘いなのである。
今回は、どうしたか。
もちろん、無料版で申し込んだ。
申し込み書のコピーをちゃんと取って、保険証書綴りにとじ込んだ。
