カレイの干物

普段は気にしていないが、ふとした時に、食べたくなるものがあるものだ。
以前、芝浦に仕事場があった頃の夕方帰宅時、JR有楽町の駅を降りて地下鉄日比谷駅に向かう路上で、今の時期に漂う香りのなかに「それ」があった。
幼少の頃、食した何かの魚の干物を焼くときのけむりのようで、近場の一杯飲み屋から漂ってきたのだろうか。
最近、それが判った。
瀬戸内海尾道名物として、でべら 「タマガンゾウビラメ」の乾物がNHK朝ニュースで取り上げられていたのだ。
見た瞬間、これだ、と思った。
広島名物と言っていたが、何、海はつながっている。岡山日生(ひなせ)漁港でも揚がるだろうし・・・と思って探したが結構お高い。
新宿にある広島県のアンテナショップでは、100g程度で1,050円、。
こちらは、「お土産品」に興味はないので、買わなかった。
近場のスーパーでは、干物といえば、関東の定番:北海物又は小田原物ばかりで、そんなものは影も形もない。
あのカレイの干物、も一度食いたいね。