“真空”、"純水"

〜米どころのこだわりが産んだ“真空”炊飯器の3代目を見る
http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2008/12/04/2889.html
メーカウェブサイトは、
http://www.toshiba.co.jp/living/rice_cookers/pickup/rc-1018vgb.htm
さすがに気がとがめるのか、"新空"と言い換えている箇所もある。
売らんかなの気持ちからか、PRする場面では気軽に「真空」と記しているが、やはり言いすぎであろうと思う。
おそらく、(標高4500m程度地点の気圧までの)減圧炊飯器。
という風に正確に記載すると「売れない」のであろう。
 
そういえば、"純水使用"という清涼飲料水もあった。
本当の「純水」ならまずくて飲めたもんじゃないし、清涼感をだすためには何らかの添加物を混ぜているだろうし、そうすると"純水"からはほど遠いし、まったく意味不明の商品であった。
 
話しは戻るが、変なギミックを付加すればするほど故障に遭遇する可能性が高まることは昔から知られている。
炊飯器の世界は、付加価値競争が激しすぎると思う。基本に立ち返った地味な「製品」は"商品"としては通用しないのだろうか。
購入する側がそれを見極めなければならない。
 
本田技研工業がF1撤退を表明した。
昔と違い、今ではF1は生産車に還元できる要素が減ったと判断したのだろう。
卓越した判断に敬意を表する。