デジタルビデオの撮影日時表示機能

今使用中のビデオカメラGR-DVM1で撮影した映像には、撮影日時を表示する機能がある。
ミニDVテープトラック中に撮影日時情報が埋め込まれているため、再生時に当該情報を読み出して、NTSC画面に重畳しテロップ表示させる仕様である。
ところが昨今のHDビデオカメラの、動画ファイル内での日時の扱いはなかなか一筋縄ではいかないようだ。
HDビデオカメラで撮影した映像をコンポジットでDVDビデオデッキに入力すると撮影時の日付と時刻が表示される。
が、PCにデータファイル状態で転送した場合には、日付・時刻情報が失われるようなのだ。
このことは、各HDビデオカメラの取扱説明書に(さりげなく)記載されている。
家庭内で撮影したファミリー映像、旅行先で撮影した記念映像の日付・時刻は大変貴重な情報であると思うので、蓄積メディア転送時に失われてしまうことは、全くこのデジタル保存万能時代になんという退歩か・・・と思う。
しかし、あるメーカのある機種以降で撮影した場合、付属ソフトを使って作成したAVCHD-DVDは、当該メーカBDレコーダ等で再生させた場合に限り、撮影日時情報が字幕表示可能のようなのである。
非対応機種を購入した場合、実際にその場に面して、(当然できると思っていたことが)できないことに気付いて、長嘆息する場面があると思う。
メーカは、なぜ基本対応しないのか。なにかの特許に抵触するようなところがあるのか。
デジタルビデオ蓄積手段については、現在、これで決まり!というに皆が納得する手法が確立していない。(VHSテープ時代は、簡単でよかったね)
使用者の基本的な要求に答えられないようでは、購入予備軍からそっぽを向かれてしまうだろう。