2013-01-07 やちがねえ 所感 亡くなった母が、子供たちを叱責するときによく言っていた。 今の言葉では、だらしがない、という意味である。 長じた後、標準語では、そのような表現を聞いたことがなかった。 が、朝日新聞連載小説、筒井康隆氏の「聖痕」での表現で久々にめぐり合った。 「蟖次もない」が、それであった。 これは、記憶を穿った。 今、仮に母が蘇って、現在の子供たちの佇まいを見たとして、「まあ、こらっしがねぇ」と一喝されないよう、自戒・自重しよう。