さいたま市立岩槻郷土資料館


さいたま市岩槻区にある地元歴史展示施設を訪問した。
規模は、春日部市郷土資料館より小さい。
ここの展示の特色は、「武州鉄道」の説明資料があるというところ。
最南端の神根駅は、現在の埼玉高速鉄道新井宿駅近くであり、もう少々の投資と運があれば、埼玉(蓮田)〜都内の鉄道路線はこちらがメインであったかも知れないのだ。
Google衛星写真がこの旧鉄道路線範囲一帯を高精細に見られるようになったので、路線跡を追うことができる。周囲の区画と明らかに角度が違っている長細い痕跡が武州鉄道の廃線路である。
あわよくば首都直通の鉄道ができていたものが、武運つたなく亡くなった結果、現在の岩槻区内は、いかにも鄙びた関東の周辺市の佇まいを呈している。