メダルの色

全力を尽くしたと本人が納得すれば、メダルの色が何色でも、よしんば取れなくても、その夜安らかに眠ることができるだろう。
夜中に目が覚めて、あのときああすればよかったとかどうか呻吟するようでは、金メダルを取る以外救われない。
が、自分の内部で納得できるものがあれば、目覚めがよいであろう。
 
トリノオリンピックスノーボードクロスで最後に転倒して金メダルを逃した選手がいた。
リンゼイ・ジャコベリスは、一番で滑走していたが、ゴール目前でいらぬトリックを試みて失敗し、目の前の金メダルを逃がした。
その後のオリンピックでは、精彩を欠いている。
時間は遡れない。残酷なものである。
 
イタリアのカロリーナ・コストナー選手がメダルを得ることができたことを祝福する。
ラヴェルボレロが、良かった。
 
小野塚彩那さんは、感じが澤穂希さんにちょっと似ていると思う。