重量単位の課金制度から、民間系の三辺寸法合計単位課金制度に変更されたのは、2004年10月1日であるので、1年以上を経過した。
また、小生が住まいする越谷市の越谷郵便局本局は、2002年〜3年にかけてトヨタ物流システムから七名が越谷局に常駐して「カイゼン」運動を繰り広げたことで知られる。
その成果が、全く、生かされていないことを目撃した。
ゆうパック寸法を各辺ごと巻尺で計測し、それぞれの数字を電卓に入力して、「はい、○○円です。」とやっているのだ。
制度が変更になったその翌土曜日、たまたまそうやってややぎごちなく扱う窓口の方に遭遇し、慣れないから効率悪い方法でやってるね、と微笑ましく見守ったことを覚えている。
ところが、その電卓方式で計算する窓口の人が、まだ、いたのだ。
3倍早く答えが出る巻尺を三辺順々計測方式、の人もいる。
早い話、標準化がなされていない、ということである。
当時トヨタには、一億七千万円のコンサルティング料を支払い、その他さまざまな経費を含める、と三億円近くをトヨタに費やしたそうだ。
郵便の非効率さは根が深い。