モーツァルトの解釈

NHKクローズアップ現代」の1月9日(月)放送は、「大好き!モーツァルト」という表題でのモーツァルト特集であった。
スタジオゲストのピアニスト:青柳 いづみこさんのお話で、
夭逝した天才モーツァルトの晴れやかな旋律に潜むそこはかとない翳りの部分の例として、クラリネット五重奏曲K581の第1楽章 Allegro変奏部を紹介して下さった。
その旋律をお聞きになりたければ、取り敢えずは、下記から・・・
http://www.vector.co.jp/soft/data/art/se219196.html
楽譜は上記MIDIファイルを解凍し、第1楽章を
http://www.rimshot.co.jp/download/sgvdl.html
の、「スコアグラファー・ビュー」に、ドラッグすると演奏を聞くことができる。
そこのP13〜15の部分である。
カール・リヒター指揮の実演奏版CDを既にiPODに転送して持っていて、そのメロディは既に知っていたが、そのような解釈があるのかと自分の不明を羞じた。
早速、追体験
何回も再生して聞くうち、何気なく聞き流していたその部分の意味を感じとれる感受性を持つ方がいらっしゃるんだなぁと感嘆。
さらに、緻密に構成されたその楽章の素晴らしさ、に打ちのめされた。
今まで何を聞いていたんだろう。
麓の高良神社参りだけで満足して帰った仁和寺の僧侶、みたいな話だった。