スパークリング・カフェ

ネスレ日本の炭酸入りコーヒーを飲む機会があった。
なんでも、近隣のスーパーマーケットで単価9円で売られていたので試しに一箱買った、とのことであった。
これは安い。この種の製品の原価は約3円(あとは流通経費と利益)と聞くが、それらを全く度外視のサービス品であった。
おそらく、炭酸+コーヒーの組み合わせを狙った新規商品が、市場に認められず撤退の現品処分、と推定した。
そういえば、その昔、「濃縮エスプレッソコーヒー」なんてものがあって、あっというまになくなっってしまったな、と遠くを見る目・・・
閑話休題
一飲、これは惜しいと思った。
商品化を敢行した会社の意気や良し。
ただし、マーケティングに失敗した。
このような新規商品を本気で売る気があるなら、もう少し工夫しなければ。
販売セグメントを絞った口コミ(無糖・濃いメで深夜ドライバ向け)、
とか、大々的なティーザー広告を打ち今までなかった口当たりを訴求する、
とか、積極的に無料試供品を打ち再体験購入を狙う、とか
ファイブミニを売った大塚製薬系の(?)大塚ベバレジらしからぬ粗忽なことであった、と思う。
 
翌日そのスーパーに再度出向き、残量全数購入を試みたが、既に売り切れとのことであった。
皆さん、たいへん良くご存知で・・・