朝の偉人

毎朝通勤途上、元荒川土手沿いを自転車で駅まで急ぐ。
ほぼ毎日、その土手を掃除しているおじさんがいらっしゃる。
犬を連れて、ポリ袋を片手にごみをせっせと拾ってくださっている。
見かけは、(失礼だが、)そのようなことをされるような雰囲気の方ではない。
また、いつ始められたかは判らないが、ここ数年ずっと続いている。
お蔭様で、元荒川にその一帯は、美しく保たれている、と思う。
ときおり近隣の大学の学生がストームを挙行し河原が荒れても、いつの間にか元通り綺麗になっている。
そのおじさんは、決して聖人ではなく、たまたまごみを散らしているような不心得人間を見かけたら、容赦なくどなりつけている。
思いつき2・3回実行するだけなら通常人であるが、そこまで地道に実行される、ということは、偉人の範疇であろう。
小生は、すれ違うだけでなんともできないが、頭が下がる思いである。