1月2日18:00に放送したNHK教育TV「50年後の未来・第2回サイバーテロに狙われる電脳都市」について、一言。
旧型(！)ロボットの「アシモ」の力を借りながら、数十年前に動作を休止したコンピュータを再起動して、サイバーテロに対抗する、というあらすじである。
しかし、誠に残念乍、そのようなことは、おそらく無理であろう。
即ち、逆にいうと、部品レベルでその旧型コンピュータ内にアルミ電解コンデンサが使用されていなければ・・・可能である。ということ。
アルミ電解コンは、内部組成的に経時による容量低下が避けられない。このため、そこで描かれていたような数十年後の完全動作は、ほとんど有り得ないと思う。
使用されているコンセプトにも、ツメが甘いものが見受けられ、お正月のお楽しみ番組程度の仕上がりである、と思った。
ま、50年先までは生きていないがね。
