リビング照明器具の修理

同種の記事は、2006.9/14の「和室照明器具の修理」である。
その時は、電解コンデンサ交換を実施した。
今回、2006.6/5に紹介したリビング照明(三菱電機照明製:ZG7)の40W灯と32W灯が突然消灯したことから下ろして点検。
左上が、その時以来装着していたインバータ基板。
元々新品時に内蔵されていたインバータ基板は、既に寿命が尽きてとっくの昔に捨てられている。
要するに、リビング照明器具はその筐体を流用している、という状態なのである。
詳細点検結果:右上のようにコイル保護皮膜剥離&基板黒変が認められた。
写真にはないが、ハンダ面も亀裂が発生していたことを確認。
シーリングライトは、室内最上部に装着するので、必然的に高温環境に晒される。
通常、電気が点かなくなると電気店に走るのであろうが、そんなことはしない。
今回は、左下のように、手持ちのインバータ基板と交換することとした。
蛍光灯インターフェースは、標準化されているので、同等の消費電力対応であれば、何ら問題ない。
ハンダ付け時のピンアサインの確認は、間違えないよう十分注意を要する。
天井に装着する前に、右下のように正常点灯を確認。
これで、1992年3月に筐体が製造された(既に型番検索でもヒットしないような)旧製品でも立派にまだまだ使用を継続することができる。