ファーストマン

ニール・アームストロングの人生-
著:ジェイムズ・R.・ハンセン
訳:日暮 雅道 水谷 淳
ソフトバンククリエイティブ (2007/06/05 出版)
ISBN:上巻9784797336665、下巻9784797336672
アポロ11号で、人類初の月着陸を果たした人物の公式伝記。
地球帰還後、一躍世界中のヒーローとなったが、個人的に可能な活動範囲は限られるため。すべての要求に応えることは到底不可能の中、一部の軽薄者が「世捨て人」というレッテルを貼った(下巻p450)ためか、小生もそのような印象を持っていた。
本当は、彼は殻に籠もることなく継続的にその後も活動を継続しているのだが、マスコミが一旦下した看板は、そんなに簡単にひっくり返るものではない。
「人類を代表し」た活動とその後の生活の意味を、深く考えさせるものであった。
スペースシャトル・チャレンジャー号事故の後設けられた調査委員会に、副委員長として参加している。
同事故関連の記述(下巻p434)中、「チオコール社」とあるのは、サイオコール社(Morton Thiokol, Inc.,)ではなかろうか?