法の下の不平等


元荒川河川敷には、平地になっているところがある。
大水が出ると冠水する場所だが、以前から菜園として耕作されていた。
最近、土手を散歩したときに何故か荒地になっている一帯があることに気付いた。
その中心地にある看板。曰く、
「この場所は河川区域内であり、許可なく花・野菜を植えることは、河川法により禁止されています。
至急撤去し、現状復帰してください。」
とある。
「警告」カンバンの威力は絶大で、周辺一帯の元々あった菜園はすべて放棄されて荒地に戻っている。だが・・・
同じ河川敷内でも、写真右手奥の小茂みの向こう側は、何事もなかったかのように、菜園が形成されている。
行政(?)は、看板を掲げることで、百戒の効力があるとしたのだろう。
しかし、法の下の平等の考え方からすれば、不自然な取締り方だと思う。
止めさせたいのならば、もっと徹底して取り締まりを実施すべきだろう。
目こぼしするのか、しないのか、ぶれないようにすることが必要だ。