銅線をグレーチング枡内の滞留水に入れる


溝浚えをして、グレーチング枡に溜まった泥を掻き出すと、枡内の滞留水が気になった。
ボウフラが湧いたら、なんのために清掃したか、逆効果になってしまう。
定量的な裏づけは無いが、思いついたことを実行した。
銅の抗菌性を利用する、ということ。
手持ちの銅線を剥いで、これまた手持ちの黄銅パイプ(プリンタインク連続供給用改造搾墨セットに使用)を重しとしてさくっと作った。
 
二種類の金属を水中に入れると、固有の電荷によりその高低差が発生する。
お互いの金属間では、イオン化傾向の高い金属から電子が飛び出し、イオン化傾向の低い金属に流れる。
イオン化傾向の高い金属側が負極になり、低い方が正極となる。
イオン化傾向表からは、銅と黄銅の自然電位差はごくわずかであろうが、何らかのイオン交換がなされるものと思われる。
なにもしないよりは・・・という気休めである。