"現代"であることを描写したシーン

目には見えないが、世代は日々更新されている。
必然的に少しずつ子供は大きくなり、老兵は淘汰されていく。
人間を人間たらしめるのは、教育である。
ぼやぼやしていると、見かけは大人だが頭がからっぽの"おとなもどき"ができあがる。
一般常識が欠如したそのようなもの少なからずいる"現代"であることを描写したシーンで思い出すのは、
「愛と哀しみのボレロ
であった。
映画の中で、JSバッハの作品総目録番号「BWV」のことを、"BMW"と言わさしめることで、クルマには詳しいが古典音楽には疎い世代が出現したことを表現していた。