「奇想の系譜展」が開催されていた東京都立美術館では、「東京都公立学校美術展覧会」も公開されていた。
都内の小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、高等学校及び特別支援学校の児童・生徒の、図画工作、美術、工芸、家庭、技術・家庭、書写、で良い作品と評価されたものを展示していた。
ざっと見たが、どこかで見たものを再構成しているものが多いように感じた。
「奇想の系譜展」で展示されていた、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳に、白隠慧鶴、鈴木其一は、彼らの同年代に何を描いていたのだろうか・・・と思いを巡らせた。
評価満点か、評点外、だったのか。
シリアの子供たちは、戦争のことを図画に描くという・・・まことに心が痛む。
子供の目に映るものを書くと思うので、今の子供たちは何を落書きしているのだろうか。