ウクライナから来た少女 ズラータ、16歳の日記

著:ズラータ・イヴァシコワ
世界文化社(2022/10)
ISBN:9784418225040
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ドニプロという都市から16歳の少女が日本に避難した。本書はその当事者のノンフィクション。
偶々、日本語独習本を入手して、独学で学び中、突然のロシア進攻。
ポーランドまで逃げてきたとき、偶然テレ朝のTVクルーに遭遇(YouTubeに映像有)。思い切って日本語で話しかけた結果生まれたつてを便りに、日本に渡ってきた著者。

彼我の親子関係の差、日本と海外での教育の違い、メディアでの日本のとリアルの日本の差異。
翻訳では無く、本人が日本語で記していた日記を基に「日本語」で書いている。
多少の校正が入っているとしても、かなりの文章力。

人見知り、と本人は書いているが、とても行動力がある。
思わぬ伏兵:コロナによる横やり、親切な人びととの遭遇等、映画のような内容で興味深く読める。