温水洗浄便座

日本では、殆どのお宅で常備されていると思われる:世帯普及率80%、即ちトイレの水洗化を終えた一般家庭には、ほぼ普及したと推測される「ウォシュレット」だが、海外では少ない。
ウェブで検索すると、
・トイレにコンセントがない
・水質の問題(硬水地域が多く、適さない)
・治安上の問題(盗まれる、壊される)
・国によって電圧が異なる
・電気の供給が不安定
とその理由が挙げられている。
発展途上国ならいざ知らず、米国においておや・・・なのだ。

最近、その理由を身をもって知る経験をした。

渋柿→甘柿変更途上の柿の実を沢山頂き、多く摂取することがあり、思い至った。
渋い理由:水溶性のタンニン
甘くなる理由:不水溶性のタンニンに変化し、舌先で不感になる
柿の実のタンニンの量は不変であり、実の中に水に溶けないツブツブ状の物質があるのが分かる。
実際、台所流しに設置のフィルタが簡単に目詰まりを起こしたほど。

体内に摂取しても不水溶性の性質は変わらないので、排出前の腸内でそのまま固形化が進行する:コロコロになる。
コロコロの便は、用足し後の処理が不要になる程の状態になる:用後の洗浄がほとんど不要。
即ち、
・欧米では食生活上「不水溶性食品」の摂取が多い・・・ころころ便:洗浄便座不要
・日本では食生活上「水溶性食品」の摂取が多い・・・〇〇便:洗浄便座はありがたいな
という一端もあるのではないか・・・という一考察に至った次第である。