缶コーヒー

朝、通勤の田町芝浦の歩道橋の階段の中ほどに、開封された缶コーヒーが立って置かれていた。
とっさに手に取り、歩道橋を降りる。
缶を振る。チャポチャポする。中身がまだあるのだ。
道端に中身を空けて、会社まで持って行き処分した。
その歩道橋は通勤者のみならず、通学の小学生も毎朝利用している。
その中で、いつからあったか知らないが、その缶はそこに置かれたままになっていたのだ。
子供が通ることは、大人なら知っているはずだ。
しかし、何たる無関心。小生が通りかかるまで、皆そこを避けて、(見なかったふりをして)階段を昇降していたのである。