クラカトアの大噴火

サイモン・ウィンチェスター 著
柴田 裕之 訳
早川書房
2004年01月 発行 ページ 466P
サイズ A5ハードカバー  2,940円
ISBN 4-15-208543-6
 
クラカトア(クラカタウ)は、下記TVドラマで初めて知った。
タイムトンネル(The Time Tunnel) ・・・出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
 アーウィン・アレンが製作・監督したアメリカのタイムトラベルを主題としたSFテレビ映画。
 「火山の島 The Crack Of Dome」
 クラカタウ島(有史以来の大噴火)の火山の研究者と原住民の避難までにタイムトンネルの試み
 1966(昭和41)年、NHKで放送された。
 
なぜ件の火山名表記がぶれたのか、その後の大津波も含め、どの程度の噴火・被害であったのかを各種資料を渉猟し、発生したメカニズム(プレートテクトニクス)まで言及して説明する。
特筆すべきは、全世界電信網が整備されて最初の世界的災害であり、マクロ的に「地球村」として認識された最初の事例であったということ。
第一報がロンドンにもたらされたのは、ロイズ保険会社によるものであったことが、興味深い。