名剣温泉

職場の人が先週、宇奈月温泉からトロッコ列車(黒部峡谷鉄道)に乗って奥山探訪をした。
欅平から少し登ったところにある名剣温泉に泊まった。
そこには、1976(昭和51)年に職場旅行で行ったことがある。
峡谷を下る急流から発せられる轟々たる力強い川音を聞きながら入る混浴露天風呂の趣は、また格別のものであった。
その頃は、結構鄙びていたが、今では通常日でも込んでいるのだろう。
 
そのとき我々は温泉宿の翌日、あまり行くところもないので祖母谷峡谷を祖母谷温泉まで、歩いた。
宿で買った缶コーラを手に持ち歩いていた平田検査長が、飲み終えた缶をひょいと岩上に置いたのを見た。
その頃は、ぺーぺーだったが、流石にその行動はまずいだろうと思い、空き缶をそれとなく回収したことを覚えている。