1986年8月1日

25年前のこの、夏の日の朝。
東京都千代田区大手町2丁目2−1 新大手町ビルヂングの4階にあるオフィスに出社。
まだ、時間は早いのだが、もう出社している社員がちらほら。
当日1986年8月1日は、その会社にとって競合他社に先駆けて専用線のサービス開始をした記念すべき日であったのだ。
ある女性社員が声をかけてきた。
「先ほど、病院から電話がありましたよ。元気な男のお子さん、とのことでした。」
そういう訳で、彼は日本の通信自由化の歴史的な日を背負うこととなった。
その彼は、電気通信事業ではなく、自動車産業に従事することを選択し、先日内定した。
運輸事業も志向したようだが、どうも縁がなかったようだ。