創造者たち

−神話世界と人間の世界-
著:ダニエル・J・ブアスティン
訳:立原 宏要 伊藤 紀子
集英社 (2002/12/18 出版)
ISBN: 9784087733778・9784087733785
これは、米国の著者による、世界史副読本ともいえる本。
訳者あとがきでも「この楽しくて、しかも驚くべき浩瀚の書」と表現されている。
特に、世界の有名な宗教の教えの拠り所となるものを、これほど簡明に紹介した他の例を知らない。
ギリシア・ローマから始まる西洋歴史の底流の解説は、豊富な逸話を用いて飽きさせない。
有名ところでは、ブッダホメロスからダ・ヴィンチミケランジェロに始まりバッハ、モーツァルトからプルーストピカソまで広範囲な「偉人」が登場する。
モンテーニュの「エセー」は随筆の基本とされていて、昔読んだことがある。
内容はほとんど忘れたが、びっこの女はよい、という内容は当時意味が分からなかったので、覚えている(実践経験はないが、)今はその意味が理解できる・・・